嚥下機能の回復と維持
足指や舌の機能を高めることで姿勢の改善を図り、嚥下機能の回復や維持を図ります。
スポーツ歯科外来では、来院時にお口の状態だけでなく、歩き方、立ち姿勢、座り姿勢、足指の状態、体幹の確認そして呼吸の仕方などを診査します。姿勢と呼吸は密接な関係があるという考えのもと、その現状を確認してアスリートのコンディショニング維持のための嚥下機能に関するアドバイスをいたします。
かみ合わせや身体バランス調節
かみ合わせや身体バランスを整えることで効率よく筋力を発揮することができます。
かみ合わせと身体の動きにはとても密接な関係性があります。上下の歯をかみ合わせた時に顎関節に伝わる情報が正常であればあるほど、身体を効率よく動かすことができるのです。
かみ合わせが良くなることで、顎関節における圧のバランスによる体性感覚器が正常に機能します。顎関節は深部感覚であることも含め筋肉や腱に良い影響を与えると考えられています。そのため、足の挙上による筋肉や腱の伸張性の運動情報が正しく脳に伝わります。それにより、もともと筋肉や腱が伸びるところまで動かせます。つまり可動域が広がります。
逆に言えば、体性感覚機能が正しくないと間違った筋肉や腱の伸張性情報が脳に送られて、早めに危険と感じて動きにストップをかけてしまうのです。つまり可動域が狭まるのです。
ケガの予防とパフォーマンス向上
スポーツ歯科専門医が作製・調整したスポーツマウスガードを使用することでケガの予防やパフォーマンス向上が期待できます。
スポーツには、さまざまな危険が潜んでいます。そのため、各種スポーツ競技によってルールが存在します。そのルールの中にはスポーツマウスガードに関する決まりもあり、一部のスポーツ競技においては、ものすごく細かく規定されている競技も存在します。当院では、日本スポーツ歯科医学会認定のスポーツ歯科専門医かつマウスガードテクニカルインストラクターである院長がマウスガード作製から調整まですべておこないます。きちんと調整したマウスガードは、ケガの予防だけではなく、スポーツパフォーマンス向上にも大きく関与します。
競技のサポート
競技大会などでのスポーツ歯科サポートやスポーツマウスガード普及のための啓蒙活動をします。
スポーツ歯科サポートの中で、現場感はとても重要視しています。アスリートが目標を達成するために必死に活躍する姿は、アスリートサポートする我々にとっては、感動や興奮の連続です。しかし、その必死さゆえにケガを引き起こす危険性もあります。なるべく早くケガへの対処ができるように現場でのサポートもします。また、スポーツ歯科やスポーツマウスガード普及のための啓蒙活動も行なっております。
アンチドーピング活動
選手及び関係者への使用可能薬物に関する情報提供や指導をします。うっかりドーピングに注意です。
ドーピングには意図的なものもあれば、無意識なもの(うっかりドーピング)もあります。アスリート本人はもちろん周りのサポートする関係者もきちんとしたドーピング知識がないと、うっかりドーピングの対象になり得ます。また、マウスガードも使用方法によっては、ドーピング対象になります。そのためアスリートおよび関係者へのアンチドーピング活動をしております。